太陽光発電と空調の連携でコスト削減へ

近年、温室効果ガス排出の削減に向けて、さまざまな企業において再生可能エネルギーの導入(太陽光発電や風力発電など)が進んでいます。なかでも太陽光発電は、重要な低炭素の国産エネルギーとして期待され、最も導入が拡大しておりますが、太陽光発電は天候による出力の変動が大きく、安定した電力供給が課題としてあります。

そこで、関西電力とダイキン工業は2021年7月29日から2023年3月頃まで、出力の変動に応じて需要側の設備等(業務用エアコンなど)の運転状態を柔軟に変更し、電力の需要供給調整ができる体制を構築する実証試験を行っています。これにより省エネルギーとコスト削減が期待されています。脱炭素化を企業の取り組みによってカーボンニュートラル※1を目指す目的となっています。

※1 炭素中立のこと。二酸化炭素の排出と吸収をプラスマイナスゼロにすることで温暖化ガス排出量が実質0となる。