太陽電池式LED照明、2027年まで年平均成長率24.6%の成長見込み

2021年8月15日にREPORTOCEANが発行した新しいレポートによると、太陽電池式LED照明の世界市場は、2020年に約43.6億米ドルとなり2027年までの予測期間において24.6%以上の成長率が見込まれています。

太陽光電池式屋外LED照明は、光電池パネルを使用しており、主に街路時に使用されています。市場の成長は、太陽光発電や風力発電などのクリーンなエネルギー源に対する消費者の環境意識の高まりが主な要因となっています。

世界だけではなく日本でもソーラパネルの導入が増加していることもあり、近い将来の市場成長の原動力になりえると予想されています。

またアップル、アマゾン、グーグルなど様々な大手企業も太陽光発電を導入しており、レポートによるとオンサイト※1の商業用太陽光発電システムの設置コストは、過去10年間で63%減少しています。これは太陽光発電市場に規模の経済※2が働き、市場の成長を後押しているためです。

アジア太平洋地域は、2020年~2027年までの予測期間において、最も高い成長率を示すと予想されています。政府の脱炭素への取り組みや企業の再生エネルギー事業への投資の増加などの要因により、日本を含むアジア太平洋地域は太陽光発電、LED照明市場は大きな成長が見込まれています。

※1 オンサイト…敷地内(オンサイト)に再エネ電源を設置し、自家消費するモデルのこと。

※2 規模の経済…経済学用語。技術的な進歩と効率の向上などにより価格が安くなること。スマートフォンなどを例にしてみると新モデルが出ても2、3年すると価格が急降下する。これは技術的な進歩や生産にかかわるスケールの拡大により規模の経済が働いたといえる。

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